こちらの例題は株式会社VITCONによる製品の支援によって作成しました。
MODLINKに装着可能なモジュールの中に、プログラムのアップロードを担当するLINKモジュールは2種類あります。
UPLOAD-LINKとUSB-LINKです。
FND-LINKを使用する際、BASE-D16へUNO-LINKが装着したままFND-LINKを装着すると、プログラムのアップロードはできません。(UPLOAD-LINKとFND-LINKは同じ箇所に装着するため)
プログラムをアップロードする際にはUPLOAD-LINKとFND-LINKを取り換えながらアップロードする必要があります。
これは、手間がかかって少々不便です。
しかし、ここで登場するのがUSB-LINKです。USB-LINKがあれば、問題は簡単に解決できます。
USB-LINKはUPLOAD-LINKの場合と同じく、
1)ボードに電源を供給し
2)ボードにコードのアップロードをする役割をします。
しかし、USB端子がBタイプではないマイクロUSB端子であるため、アンドロイドの携帯電話のケーブルでもプログラムのアップロードが可能になります。
USB-LINKを使用するためには、IoT-MODLINKでWiFiモジュールが装着されるTX、RXの部分にUSB-LINKを差し込んでからアップロードをしなければなりません。
USB-LINKのチップセットをみると、CP2102チップが主なチップとなっていますが、データシートでは USB-UART Bridgeチップが主なチップとなるようです。
UART(並列データを直列に変換した後) TTLレベルの通信をして、パソコンとArduinoとの通信を可能にする素子です。これに似た素子にCH340があります。
データシートはこちらのリンクにあります。: https://www.silabs.com/documents/public/data-sheets/CP2102-9.pdf
USB-LINKでプログラムのアップロード及び電源供給をしたい場合は、次のように配置します。
ボードに電源供給が正常に行われると、各モジュールの電源LEDが点灯して、電源が供給されていることを確認できます。
もし、アップロードが上手くできない場合は、Slicon Labsに入ってdriverをダウンロードしてください。
https://www.silabs.com/products/development-tools/software/usb-to-uart-bridge-vcp-drivers
USB-LINKでプログラムのアップロードをしないでボードに電源を供給したい時は、ボードにLINKを差し込むだけで使用できます。
しかし、TX、RXの所ではない他の所にUSB-LINKを差し込むとプログラムがアップロードされません。次の動画をご覧ください。
動画
以上、USB-LINKを使用したプログラムのアップロードに関する例題でした。
こちらの例題は株式会社VITCONによる製品の支援によって作成しました。
IoT-MODLINK: VITCONショップ www.vitconshop.com
IoT ガイドカフェ : IoT-MODLINKの: VITCONショップ http://cafe.naver.com/arduinoguide