PT100-LINK 基礎例題

PT100-LINK

AC電流測定が可能なモジュールです。

※AC AMPERE-LINKはまだ発売していない商品です。
AC AMPERE-LINKに関する内容と写真は発売以後に変更されることができます。

FEATURES
・ 5~20A AC電流モニタリング可能

・ ブレッドボードあるいはユニバーサル基板に独立使用可能

SPEC.

・ 5V Operating Voltage

・ 測定範囲:5 ~ 20A

アナログポートでAC電流と関連した値を受けます。
BASE-D16,BASE-EX16のアナログポートを全て使うことができます。

 

 

BASE-D16とBASE-DX16への装着位置


 


 

AC AMPERE-LINKは単独で使用するモジュールではなく、オーディオ端子にCTセンサーを連結して使います。

CTセンサーとは、Current Transformerの略で、変圧器の原理を利用して高電力系統の電流を測定する時によく使用するセンサーです。
下の写真のように、電流を測定したい導線にすぐに装着できます。

VITCON SHOPで提供しているCTセンサーは二つで、次のとおりです。

SCT-013-020(20A/1V)

SCT-013-005(5A/1V)

SCT-013-013は0~20Aまで
SCT-013-020は0~5Aまでの交流を測定できます。

では、20Aまで測定できるSCT-013-020を使ってAC AMPERE-LINKをテストしてみます。
下記のコードをArduinoスケッチで入力してアップロードしてみてください。

inoファイルダウンロードはこちら ⬇︎

 

ArduinoスケッチをMODLINKにアップロードする前に
あらかじめ記入しなければならない値があります。

1.使用センサー値指定

8行目の赤で囲った部分の数字を、SCT-013-020を使用する場合は20で、
SCT-013-005を使用する場合は5で作成します。

 

2.使用するピン番号の指定
どのアナログピンを使うのか指定します。

ここではAC AMPERE-LINKをA2,A3ポートにさしたのでA2と記入しました。

 

3.力率(PowerFactor値)の指定

AC電源を使うので力率の影響を受けます。
もう少し正確な測定をお望みでしたら測定電源の力率を記入してください。

ここまで作業が完了したら、[ツール]からボードとポート番号を設定してアップロードを押します。

次の通りにハードウェアをセッティングしてテストしてみます。

1.AC電圧供給機の電線の片方にCTセンサーを装着し、負荷発生機を使用して電流を調節します。
2.この時、測定される電圧と力率をマルチメーターで測定します。
3.力率(PowerFactor値)と、使用するセンサーの値を入れてArduinoスケッチをアップロードします。
4.シリアルモニタでAC Current値を確認できます。また、DC Voltage値をマルチメーター測定値と比較できます。

 

テスト結果です。

 

結果を見れば、実際の供給した電流値とシリアルモニタで確認したAC Current(上ではAC値)が比較することができます。